家造りで予算オーバーにならないために設計段階で見直すべきポイントとは?


シンプルな形の屋根を採用する

大手住宅メーカーがマイホームを購入した人を対象にアンケート調査を実施したところ、約半数が「見込んでいた予算内に収められなかった」と回答したそうです。そこで今回は、ローコストで価値ある家造りを叶えるコツを紹介します。

まずは、屋根の形をシンプルすることです。一般的に屋根の形は“寄棟(よせむね)”と“切妻(きりづま)”に分類されます。4方向に傾斜面があるのが寄棟で、2方向にしか傾斜面がないのが切妻です。建材を多く使用し工事の手間がかかる寄棟と比べて、切妻は少ない建材でスピーディーな工事が可能になります。しかも切妻のすっきりとしたデザインは、洋風住宅の外観に馴染みやすく見る人に高級感を感じさせるのです。2階建てで延床面積が約200平方メートルの注文住宅では、屋根の形を寄棟から切妻に変更したことで、約100万円のコストダウンになったという実例もあります。

ファミリークローゼットを設置する

クローゼットを家族の各部屋に設置すると、どうしても費用が高くなりがちです。そのためコストダウンの観点から“ファミリークローゼット”が注目を集めるようになりました。これは家族の服をまとめて収納する広めのクローゼットのことです。家造りではクローゼットを設置すればするほど扉や建具などのコストが上乗せされていくため、それを1つにまとめることで大幅なコストダウンが実現するのです。

実際にファミリーグローゼットを採用した主婦からは「乾いた洗濯物を各部屋に運ぶ手間が省けた」や「家族の衣替えがまとめてできるようになった」という肯定的な声が上がっています。ファミリークローゼットは、コスト面以外の価値も生み出しているのです。

同じ場所に住んでいれば、いざという時に助け合えます。それでいて、玄関やキッチンなどを分けておけばプライベートも守れます。これが今からの二世帯住宅の主流となります。